診療案内
診療案内
まず角膜専門医の診察を受けてください。医師は診察の上、手術の適応や手術の方法について判断し、患者さんと相談の上、当アイバンクへ待機登録の連絡をします。角膜のご提供があった場合、待機登録リストに従ってご連絡を差し上げます。緊急手術になりますから、連絡を差し上げてから数日以内に手術となります。
また、慶應病院では待機登録せずに海外のドナーの角膜による角膜移植の予定手術も行っています。この場合は自費手術となります。ご希望の方は、主治医にご相談ください。
角膜が濁ったり、傷ついたり、変形すると目の中に光を通すことができなくなり、視力が衰えてしまいます。それを、ドナーからご提供いただいた健康な透明な角膜と交換して視力を回復させるのが角膜移植です。
角膜移植手術の適応となる主な疾患には、眼内手術後やその他の原因で起こる水疱性角膜症、角膜ヘルペスやその他の感染、角膜炎などで起こる角膜混濁、その他、円錐角膜、角膜変性症、角膜のケガによる化学傷や熱傷などがあります。
手術の方法には、全層角膜移植術、角膜表層移植術、深層層状角膜移植術、角膜深層内皮移植術、角膜輪部移植術、培養角膜上皮シート移植などがあります。手術にかかる所要時間はおよそ30-90分、入院はおよそ4-7日間です。